ヤン・フェルメール
1632〜1675年、(オランダ・デルフト)

43年間の生涯で36枚の絵しか残さなかった。どの作品も小型で
多くは一人〜三人の登場人物しか出てこない。長い西洋の絵画の
歴史の中で、誰よりも静寂愛した画家と言われている。



「青いターバンの少女」 

1665年頃
47x40cm

ハーグ、マウリッツハイス美術館



暗い背景に人物を浮かび上がらせた作品。
ターバンは当時のオランダでは珍しい異国
情緒のもの。
こちらを向いた目と、少し開いた口元に、
何かに振り返った一瞬の表情が捉えられ
ている。


「恋文」

1670年頃
44.5x38.5cm

アムステルダム国立美術館



召使が渡した手紙に戸惑い気味に振り返る若い女性。
女性の持つ楽器、壁にかけられている海の画中画、手前の脱ぎ捨てたサンダルによって表されている。


「女と召使」

1668年頃
90.2x78.7cm

ニューヨーク 
フリック・コレクション



手紙を書く手を休めて、召使が持ってきた手紙を受け取る。
アゴに手を当てて手紙を受け取るまでの一瞬の時間の停止。
戸惑いか、期待かが交錯する一瞬を捉えた作品。



「牛乳を注ぐ召使」

1658〜1660年頃
45.4x40.6cm

アムステルダム国立美術館



生活の自然な一こま。
一心に手元を見つめる目、牛乳を注ぐことに集中している様子が描き出されている。
パンを牛乳に入れるのであろうか。

「窓辺で手紙を見る女」

1657年頃
83x64.5cm

ドイツ
ドレスデン州立美術館



窓から差し込む光の明かりで手紙を読む女性。上部と背後の空間が読んでいる手紙の内容を
想像させる。

「画家のアトリエ」

1666年頃
120x100cm

ウイーン美術史美術館




重い緞帳の中の画家とモデル。
モデルの少女は持ち物(本、
ラッパ)、頭の月桂冠などからミューズ神のうち歴史を司ったクレオと言われている。後ろに架けられた絵は、オランダが独立する前のネーデルランドの全体図とのこと。モデルを描く画家はフェルメール本人である。
フェルメールとその妻は生涯この絵を手放さなかったという。


「レースを編む女」

1669〜1670年
24.5x21cm

パリ ルーブル美術館







「天文学者」

1668年
51.5x45.5cm

パリ ルーブル美術館







「信仰の寓意」

1671〜74年
114.3.x88.9cm

ニューヨーク メトロポリタン美術館










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